ある薬剤師の雑感

ただの日記です

絶対音感について④:絶対音感があることのデメリット

絶対音感を持つことが有利なことも
もちろんあります。

今回はあえてデメリットを紹介します。

 

① 移調楽器の演奏が困難

phar.hatenablog.comこれは前回の記事で書きました。

移調楽器自体がなかなかに難しい状況ですので
サックスの持ち替えとか
本当に無理です。
(テナー→アルトとか、アルト→ソプラノとか)

サックスに限らず
トランペットでもクラリネットでも言えることですが。

サックスは特に
容易に持ち替え可能な楽器として
様々なプロのミュージシャン
プロに限らず中学校の吹奏楽部でも
曲によっていろいろに持ち替えて演奏します。
(私の子供は絶対音感がないのでサックスの持ち替えは楽勝です)

 

② 曲にばかり気持ちが向いて歌詞がまったく頭に入らない

カラオケを楽しむ人は多いと思います。
聞いたことがない曲は歌えませんが
好きなアーティストの曲を何回か聞けば
それなりに覚えていて歌うことができると思います。

絶対音感のある人にとっては
曲を覚えている段階でドレミが言えるので

 それなりに覚えている=楽譜を見なくても楽器で旋律の演奏ができる

状態です。

しかし、人間の頭って限界があるのですね。
歌詞がほとんど頭に入ってこない。

だから、歌詞で感動する、とか
このアーティストの歌詞が好き、
といった感覚がほとんどありません。

たぶん聞いていないんでしょうね。

 

③ BGMがBGMにならない

よく勉強するときに
周りの音をシャットアウトするために
イヤホンで音楽を聴く人がいます。

これが私にはできないのです。

音楽から得る情報量が多くて
勉強に全く集中できません。

勉強と言わずとも、読書でもダメです。

 

④ 有名な曲を移調して歌うことが難しい

カラオケボックスなどで
自分の声域に合わない曲を歌おうとする場合
移調して音を高くしたり低くしたりすると
一般的には歌いやすくなります。

ところが、絶対音感を持っていると
もうすでに曲がもともとのドレミで固定されてしまっているため
それを変えることは難しいのです。

出来ないとまでは言わないけれど、
移調をかなり意識し続けて歌わないと歌えない状況になります。

  

⑤ 歌伴の移調はほんとうに移調しないといけない

なんのこっちゃと思われるかもしれませんが。
キーボードの中には、自動的に移調できるものがあります。
例えば、ラの鍵盤を引いたらソの音がでるようにずらすことができる。

そうすると、ボーカルの人が「音を一音下げて」と言ったら
キーボードの設定をするだけで
それまでと同じ演奏で
移調した演奏ができます。

これが絶対音感があるとできません。

弾いた音と聞こえる音が違うから。

だから、本当に移調した楽譜を用意して弾かなければいけません。

もしくは頭の中で全部移調しながら。 

 

だから思うのです。

絶対音感を持つのはメリットもあれどデメリットもある。

無理して訓練して身に着けるほどのことでもないです。

 

ただ、才能があって音楽の道を究め出したときには
移調楽器の演奏者以外では
絶対音感があったほうが何かと便利だと
感じるかもしれません。