ある薬剤師の雑感

ただの日記です

無くならない指導者による暴力

部活動で指導者が生徒を殴って怪我をさせたとか
指導を苦に自殺をしたとか
この手のニュースがなくならないのは
本当に腹が立ちます。

私の感覚としては
おそらく指導者の暴力に対して
あまり否定的でない、むしろ肯定的な人は
少なくないです。

 

子供が小学生のときに
あるスポーツ教室に所属していました。

その教室に暴力、暴言がはびこっていないかを事前に確認し
大丈夫と思って入部させました。

きっかけは、子供が同じ学校の人に誘われ
やりたいと言い出したからです。

最初はほのぼのとしていて良かったのですが
だんだんと指導者が勝利に欲目を持ち出したためか
練習日、練習時間がどんどん増え続け
そのうち、練習試合の申し込みは一切断らないというスタンスで
指導するようになりました。

すると、試合にしても練習試合にしても
対戦相手の指導者がことごとく暴力的で
暴言の嵐。

小学生相手でもこれなのかと
恐ろしくなりました。

指導方針に納得がいかないメンバーが
どんどん辞めていき
我が子も表向きは受験ということで途中で辞めました。

暴力を見続け暴言を聞き続けたら
親の方も精神的におかしくなります。

一応注意喚起として
そのスポーツ協会に内部告発的なことをしましたが
確たる証拠を提出できる状況になかったので
その指導者が何か処分を受けたというのは
私が関わっている範囲では聞けませんでした。

大人が異議を唱えるのも難しいのですから
とうてい、子供である選手自身が告発するなんて
とても出来ないです。

辞めればいいじゃないか、というアドバイスも
子供に対しては効果がありません。

暴力的な指導者は
辞めたいという子供を、人間のクズ扱いします。

子供はそう扱われたくないと本能的に感じるので
暴力に耐えます。

また、勝利にこだわる親や子供自身も
その暴力暴言を受け入れ
これがあるから勝てるのだと考えます。

厄介なのが
暴言暴力を受け入れた結果、勝利につながるというのが
現実としてあるというところです。

だから勝利第一主義は危ない。

数十年前ならいざ知らず
この現代においても
いまだに暴力がはびこっている。

本当に怒りを感じます。

 

所詮ほとんどの人にとって
スポーツはいくら上手でも
大人になったら趣味の一つくらいにしかならないし
趣味にもならないことも多いです。

子供時代にそこまで無理をしてする意味が全くない。

 

節度があって楽しければそれでよいと思います。

 

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