ある薬剤師の雑感

ただの日記です

私が麻疹(はしか)にかかって死ぬかもしれないと思った時の話

「はしかにかかったようなものだ」という表現は
「たいしたことではない」というニュアンスで使われますが
私は麻疹(はしか)にかかった時に
死ぬかもしれないと思ったのでその時の話。

 

私は4歳のときに罹患しました。
4歳ですが、当時の記憶はかなり鮮明に残っています。
それだけ自分でも衝撃のあった出来事だったのだと思います。

 

まず、体調不良を感じて、日中に受診。
麻疹と判断されたかは不明ですが
自宅で安静にする指示。

ある晩に、ひどい息苦しさを感じ
このままでは息ができなくなって死にそうだと感じた私は
夜間でしたが親に苦しいと訴え。

普段症状を大げさに語らない私からの訴えで
すぐにただ事ではないと親が判断し、119番通報。

救急搬送。

当時の黒電話も、置いてあった場所も記憶にあるのです。
救急車の中の様子も。

 

肺炎の診断で即入院。
入院中は息苦しさが改善していて
死にそうと感じたタイミングはないのですが
これは懸命に医療従事者が対応してくださったからだと思います。

食事が不味かったです。
おそらく乳児期には食べているけど
自分では初めてだと思っていたおかゆが不味くて食べられない。
こればっかりは今と時代が違うので
しょうがなかったです。

 

同じ病室の隣には
腎疾患で入院中の女性がいました。

入院中あまりにも暇なので
その女性に千羽鶴の折り方を教えてもらい
暇つぶしにたくさん作りました。

母が包装紙を正方形に切ってくれて
それで作った記憶があります。

入院期間は1週間だったか2週間だったか
それ以上だったかはちょっと覚えていません。

 

連鎖的に、妹も弟も罹患したのですが
重症化したのは私だけで
あとの2人は外来通院のみで治癒しました。

 

当時は、なぜ同じ病気なのに
私だけがこんなにしんどい思いをしたのか
わかりませんでしたが
後になって、麻疹が重症化して肺炎になったのだと知りました。

 

高度な医療、国民皆保険制度のある日本でさえ
麻疹に罹患した人のうち1000人に1人は亡くなるそうです。

 

今はワクチンがあるし
きちんと予防接種のスケジュールに組み込まれているのですから
自然派とか言っていないで
当たり前に接種すべきです。

 

死ななかったとしても
私のような死にそうな思いをする確率は結構高いです。

 

以下厚生労働省サイトより

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

麻しんについて|厚生労働省