ある薬剤師の雑感

ただの日記です

高校で生物を勉強していなかったので、大学ではとっても苦労しました

最近は薬学部に入学するのが
ずいぶんと簡単になりました。

大手予備校が出している大学偏差値でも
ボーダーレスの大学がちらほらあります。

もうこれは
高校の学習内容をあまり把握できていなくても
合格できるレベルです。

 

で、国家試験の内容は簡単になってはいないので
(おそらく難化はしていないけれど試験範囲は確実に広がっている)
薬剤師になりたい人にとっては
入学後非常に苦労することになります。

微分積分はおろか
指数関数、対数関数もあやしい人が入学するので
そういう人は入学後本当についていけないのではないでしょうか。

指定校推薦で合格する人も要注意。

化学も表面的にしか学習していない可能性があります。


入学後、6年で卒業し1回目の国家試験で合格するのが
全入学者の1割を切るような大学もあるようです。

 

ところで私のことですが
高校時代に生物を履修していません。
(今で言うところの生物基礎、当時の理科1は学習しました)

物理・化学で受験したためです。

入学した大学は
物理・化学で受験した人と生物・化学で受験した人がいました。

すると、大学での講義では
高校の生物は理解しているものとして進むので
内容が全く理解ができない
テキストに書いてあることが全くわからない
といった状態になりました。

1年生のときから専門課程が組み込まれている大学で学んでいた私としては
「これでは本当にまずい」ということに
1年の夏休み前に気付きました。

夏休み明けから前期試験が始まるためです。

そこで、高校時代に生物を履修して
かつ大学では文系に進学した友人に
高校の生物の教科書、資料集を譲ってもらい
夏休みの時間を利用して
高校の学習内容をさらいました。

当時はネット検索なんてできる時代ではありませんでしたから。

「TCAサイクル」と「トリカルボン酸回路」と「クエン酸回路」が
同じものを指すと言うのが当分わかりませんでした。

 

私がまずいと思った教科が生物だけだったので
まだ何とかなりましたが
今は推薦入試であれ一般入試であれ
一部の大学を除いて
入学ハードルはだいぶ下がっていますから
本当に大学に入ってからが大変です。

 

今薬学部1年生で、大学の講義が始まったばかりの学生さんには
ぜひ、高校範囲の生物と化学は自力で
しっかり勉強しておいて欲しいと思います。

 

他の教科にも心配がある人は特に。