ある薬剤師の雑感

ただの日記です

絶対音感について①:私が絶対音感を身に着けた瞬間のこと

家族が買ってずっと自宅にあった本↓

絶対音感 (新潮文庫)

絶対音感 (新潮文庫)

 

今読んでいる途中です。

これは、絶対音感がない筆者が
絶対音感のある世界とはどうなんだろうという視点で
書かれている本のように思います。

「絶対音感」とは
例えばピアノの鍵盤を適当に1つ鳴らしたとき
見ていなくても、どの音か(ドとかラとか)が
基準の音を事前に聞かされていなくても
すぐにわかる感覚です。

日本ではこの「絶対音感」を身に着けさせるために
いろんな音楽教室で訓練されてきたようなことが
書いてあります。

 

ところで、タイトルにも書きましたとおり
私には絶対音感があります

他の絶対音感がある人と同様
これが少数派の感覚であるということを
私は、結構成長してから知りました。

音楽に頻繁に触れてきた人、
例えば、ピアノやバイオリンを習ってきた人とか
吹奏楽部で活動している人とか
少なくとも、楽譜を見ながら演奏できる人は
ほとんどみんな持っている感覚だと思っていました。

 

私がどこで絶対音感を身に着けたのか
振り返ってみます。

 

私は5歳のときにピアノを習い始めました。

それまでの私を取り巻く音楽環境はと言うと
特に音楽教育らしいものは受けておらず
テレビをぼーっと見たり
幼稚園で先生の伴奏に合わせて歌ったり
その程度しか音楽に触れたことがありませんでした。

両親は音楽教育を受けていません。
音感もないし、楽譜も読めません。

 

ピアノを習い始めたとき
初日にまず鍵盤の「ド」の位置を教えてもらいました。

それから右にスライドしながら「レ」「ミ」・・・と
音を出しながら音の呼び方を教えてもらいました。

そのときに、もうこの音は「ド」、この音は「レ」と
認識したように思います。

ですから、訓練で身に着けたのではなく
この音はドだ、と教えてもらった瞬間に
聞けばわかる状態になったのです。

 

私が音を言い当てる瞬間はその後も
ピアノのレッスン中の聴音の時間にもあったのですが
とくに先生に大袈裟に褒められることもなく
よくがんばりました!っていう程度だったので
ピアノを習っている人は
みんなそうなのだと思っていました。

 

もしかしたら「みんながそうだというわけではないのかもしれない」
と思ったのは小学5年生のときのある出来事がきっかけです。

 

(続く)